tearless【連載中】
冷静を装うが、足が震えてしまう。
怖い、こわい、コワイ…。
津波のように襲ってくる恐怖に、逃げ出したくなった。
『まぁ、いーや。で、何しに来た訳?』
揺らめく紫煙に視線を移した裕樹に、“聞きたい事があるの…”ボソッと呟いた私。
誠二さんに過去の話を聞いてから、ずっと考えてた。
裕樹の本当の気持ち。
祐樹は今、どんな想いでいるのか…。
「……お母さんの事、恨んでる?」
夢の事なんて、想像に過ぎないかも知れない。
私の思いや疑問が見せているのかも知れない。
でも、それでも助けを求める祐樹が居たから…。
私は、確かめたかった。