輝龍~戦う理由~

一人

「僚(ツカサ)、僚!!」

「・・・起きてるよ」

「ならさっさとご飯食べてよ!片付けられないでしょ」

「朝はいらないって・・・」

「ならさっさと学校行きなさい」

「うん」




 母さんが部屋を出てからダルい体を起こした。

 学校行きなさい、って・・・俺はガキかよ。
ツッコミを入れつつ、制服に着替える。




「行ってくる」

「夜ご飯は?」

「わかんね、連絡するわ」

「行ってらっしゃい」





 はぁ・・・家出たのはいいけど、なんか学校行くのダルくなってきたな。

 まぁ呼び出し後でくらうのもダルいから行くけどさ。




「おぃお前!!」

「・・・誰だよ」

「昨日てめぇに俺の仲間が殺られたみてぇでよぉ」




 昨日って・・・昨日俺と殺った奴の中の誰の事言ってんだ。




「・・・うん、で?」

「ぶっ飛ばす、ついてこいよ」
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