狼君逹のお姫様【完】
私は自分の足に躓き(つまずき)転んでしまった。


「だから言ったじゃねぇか…はぁ…大丈夫か?」


みんなは急いで私の所へ走ってきた。


鼻が痛い…。
口の中砂だらけ…。


「なんとか…大丈夫…。」


私がよろけた所を冴が支えてくれた。


「大丈夫じゃ…無い…。」


冴は少し怒り気味に言ってきた。
そりゃ私が悪いけど…怒る事は無いじゃん…!



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