狼君逹のお姫様【完】
すると恒太郎は私を引き寄せキスをした。


「っ…!!」


何で私キスされてるの…?

私は恒太郎さんを押し倒した。


「いたっいなぁ…。」


恒太郎さんは尻餅を付き痛いと言いながら立ち上がった。


「な、何でキスなんか…?わた…し…には…冴が…。」


どうして涙が…?
そっか…冴以外の人にキスされたから…。


「ごめんごめん♪柚衣ちゃんが余りにも可愛いかったから♪」


「そ…んなの理由に…ならないよ…。」


ーガラガラッ


襖が開き誰かが入って来た。
誰…?


「柚衣、もう起きてたんだ♪」


埋納…。
すると埋納は私をギューッと抱き締めた。


「いやッ!!お願い離して!!」


抵抗したけれど…男の力には敵わない…。



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