恋愛温度(番外編も完結しました)
ややひんやりとした肌が、

季節の変わったのを感じる。


日本を発ったのは夏だったから、

このままここでっていうのは、さすがにまずいか。


「結花、ベッドに行こうか。」


切なそうな声をあげる結花に囁く

ちょっと驚いた顔してから、コクりと頷いた。




大学生だった結花を初めて抱いてから、

俺はずっと独占欲の塊だった。


小さかった結花が

大人になって俺の目の前で体を預けてくれていることが

衝撃的で、余裕がないまま抱いた。


決して優しくはしてやれなかった。


それに必死に答える結花が愛おしくて、

わざと乱暴に体のつながりを求め、

これでもかというくらい俺を深く刻み込んだ。


いつでも不安だった。


本当の自分を知られることで、

手に入れたこの愛しい女が離れていってしまうんじゃないかって…


でも、もうそんな風に気負う必要などない。


全てを知って、それでも俺と共にすると

彼女は俺の全てを受け入れてくれているのだから。










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