幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
にっごぉ……………



「イエナンデモアリマセン」

土方の顔を見た途端に黙る永倉だった。


「で、その小野寺ちゃんはどこに行ったの?」

唯一酒を飲んでいない藤堂が首を傾げた。



「……あぁ」

土方は少し考えてから口を開いた。



「総司んとこだ」





―――――――
――――
―――



「入るぞ」

小野寺は屯所から少し離れた、沖田が療養している建物へ向かった。


音を立てて襖を開ける。







「………調子はどうだ?沖田」




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