幕末ﾄﾘｯﾌﾟｶﾞｰﾙ～陰陽少女と新撰組～

第弐拾捌章 沖田総司

弐拾捌 沖田総司

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江戸時代は、1603年。
徳川家康が征夷大将軍に任命されたことを期に始まる。

家康はその後二代将軍・徳川秀忠に将軍職を譲ることにより、徳川家が将軍職を世襲することを見せつけ、その後十五代に続く、長い長い江戸時代の基礎をつくった。


また江戸幕府の他に、全国各地を支える、大名の領地とその支配機構を指す「藩」が存在していた。

その代表が、会津藩や水戸藩、土佐藩、肥前藩。
そしてその先の明治時代で活躍する薩摩藩や長州藩だろう。





しかし、時が進むにつれ、江戸幕府もうまく行かなくなる。


後半になると飢饉が相次いで起きた。
それを救済するための数々の改革でも江戸幕府に対する不満は募るばかりだった。