幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
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「………色々、変わったな」
小野寺は薄く笑った。



あの後、藤堂を除く五人は新撰組の屯所へ戻った。

小野寺にとっては、江戸時代はほんの数日前の記憶なのだが、新撰組の隊士にとって彼女に会うのは二年振りだ。



「……なんか俺らまで感覚が狂いそうだわ…」

「全くだな」

永倉と原田は苦笑いを浮かべる。



「…とにかく、小野寺が無事で良かった」
すると、斎藤がふっと笑った。


「そうだよ。みんな心配してたんだぜ?」

「ってか、時代間違えるなよー、小野寺ちゃん」



「…返す言葉もございません」




言い返せない小野寺だった。

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