幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「…ま、俺らにとっては久しぶりな小野寺ちゃんなわけだし!」

すると、原田が呟くように言った。





「……沖田んとこ、行ってやってくれないか?」


「……………っ」






‘沖田’という固有名詞に、思わず心臓が反応した。



「……沖田は…」

「……容態は安定してるとは言えない。ずっと療養しているんだ」



永倉は眉間に皺を寄せた。




「沖田、小野寺ちゃんのことを気にしてた。会う度に『帰ってきた?』って」

そして、小野寺の紫色の瞳を見つめた。





「君の帰りを、沖田はずっと待っていたよ」





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