虎猫ゆうゆ。
ゆうゆは車の上から
地面に降り立つ。
日は暮れはじめて
太陽はもう温かくない。
ゆうゆはちらっと
れんを見上げて言った。
「私は家族を人間にいっぺんに奪われたの」
れんの瞳が大きく見開かれ
傷ついた表情を浮かべる。
私は気分が重くなって
そっと生け垣に身を潜り込ませ
またねも言わずに
れんの前を去った。
人間は ひどい…
猫の命と自分の命。
平等に考えてくれる人間なんて…
いない。
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