虎猫ゆうゆ。
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朝ー…
光が古屋に差し込み
ゆうゆはぱちりと目を開けた。
横ではまだ、れんが
気持ちよさそうに眠っている。
今日はまた、晴れみたいね。
ゆうゆはそっと鼻先でれんを
つついて起こした。
「私、散歩に行ってくるわ」
れんは寝ぼけたように
薄目をあけ、しっぽをぱたりとゆらし
了解 を示した。
ゆうゆは古屋から出て
あたりを見回す。
太陽が高くのぼっているから…
もうお昼かしら?
ゆうゆはそのまま
住宅街をうろうろ歩く。
…と。
一人の人間をみつけた。
人間は…少女だった。
少女はじっとこっちを見つめる。
敵意があったゆうゆは
少女を睨み返す。
じっと、逃げる体制をとりながら。
少女はこっちを見ることをやめない。
ゆうゆも、目を逸らさなかった。
…何を、するつもり…?
少女は不意に
こちらに向かって歩いてきた。