スイーツな関係
遥人を傷つけてしまった心苦しさに、彼の言葉が耳に入らなかった。


バックを掴み立ち上がると、涙を見せてしまう前に出口に向かった。
厨房を出て、よく知るフロアに出て更に出入口を目指す。


その頃には涙で前がよく見えない状態だった。


手の甲で子供のようにゴシゴシ拭きながらドアの前に立つけれど、自動の開閉音がしない。
震える手でドアを開けようとしてもびくともしない。


「セキュリティ設定で閉めてあるから君の力じゃ開かないよ」


後ろで遥人の声。

泣き顔を見られたくなくて振り向けない。


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