スイーツな関係
朝倉のジュニアスイートだけあって、広々とした室内に洗練された調度品が温かみのある雰囲気をかもし出している。


アンティークな花柄のソファがあるリビングの向こうはベッドルーム。


俺は麗香の手を離すと、リビングの隅に設置されているバーカウンターに近づく。


「いろいろあるけど、何を飲む?」
「お水で……」
「水? 水なんて飲んでもリラックスできないだろう?」


麗香の気分を和らげてあげたくて、俺の顔に柔らかい笑みが浮かぶ。


「水割りにする?」
「……薄めにしてね」
「了解」


俺はハーパーのボトルを開け、冷蔵庫からロックアイスとミネラルウォーターのペットボトルを取り出した。


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