旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
「…わかった。これは、預からせて貰うよ。三箇日まで、時間をくれるか?」



「わかりました」



社長に頭を下げ、私は帰る事に。

しかし、どう帰れば良いのかわからず、マンションに着いても、ロビーにあるソファーに座って、時間をやり過ごす。

辞めた時、恵央斗は“そんなの求めてない”とか、言うんだろうな…。

夫婦って、こんなに難しいものなのかな。

正しい答えなんてわからないのに、答えを求めてしまう。
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