†魔界戦記†〜解体真書〜
「誕生日プレゼント?
出来損ないのクセに
あっていいと思うのか?」
いつの間にか先生までいる。
まだチャイムまで
かなり時間があるのに
僕のクラスはこれ見たさに
みんなが早く来ていた。
「やめてよ!!
これだけは・・・
これだけはダメなんだ」
必死になって
振りほどこうとするが
しっかり握っていて
しかも四人がかりである。
離れるワケがない。
「やめて、やめてよ
お願いだから!!
ぐすっ、お願い、やめて」
とうとう、僕の腕から
スカーフが剥ぎ取られた。
「やめろよーーーッ」
ビリビリ
絶望が僕を襲う。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ