スイートスキャンダル
頬がカァッと熱くなったのを感じて俯くと、柊君がフッと笑ったのがわかった。


「正直に言うと、二日目はあわよくば遥さんを抱こうと思ってました。まぁ、あの旅行まではほとんど面識がなかったので、さすがに初日は何もしないつもりでしたけどね」


そんな事を話されて、益々顔を上げられなくなってしまう。


「それなのに、遥さんがあまりにも無防備過ぎて初日は眠れなかったし、旅行の前は仕事が忙し過ぎて寝る暇がなくて寝不足だったんで、二日目は気が付くと寝てしまってて……。目が覚めたら朝になってるし、遥さんは隣にいないし、内心かなり焦ったんですよ」


あの時はそんな素振りを見せなかった柊君の言葉に驚いて、思わず顔を上げてしまった。


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