スイートスキャンダル
「あ、あたし……太ってるよ……」


「別に太ってないよ」


「今は服で隠れててわからないだけよ。脱いだらすごいんだから……」


「それ、捉え方によったら、すごい発言だね」


「え……?あっ……!そ、そういう意味じゃなくてっ……!」


「冗談だよ」


敬語が抜けた柊君は、以前にも増してあたしをからかうのが上手くなった。


それが悔しくて、楽しげにクスクスと笑っている彼を睨むと、春の陽溜まりのように柔らかい笑みが返された。


「じゃあ、仮に太ってたとしても、どんな遥も好きだから」


もう、本当にずる過ぎる……


あたしは色んな感情を抱えて眉を下げながらも、頬に添えられた柊君の手をギュッと握った。


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