想 sougetu 月
 執拗なまでに繰り返される愛撫。

 何度も上り詰め、苦しさに許して欲しいと何度懇願しても、斎は許してはくれない。
 もう、どこに触れても体が敏感に反応し、震えるまでになっていた。

「あ……あっ! ああ! ああぁ~~~~ん!」

 私の中は3本もの指を飲み込んだまま収縮する。

 痛みは感じない。
 感じるのは快楽のみ。

 息が苦しくて乱れる。

「い、斎……お願い……も……許して……」

 感情が高ぶるのか、イク時なぜか涙がこぼれた。
 私は涙を拭う力もなく、そのまま斎を見て懇願すると こぼれた涙を斎が唇で優しく舐め取る。
 
「……いいよ。もうここで許してあげる。……俺もいい加減辛くなってきたしね」

 やっと許してもらえたことに力尽きてベッドに沈む。

 いったい何時間鳴かされ続けたのだろうか?
 喉が痛い。

「何か飲み物でも持ってきてやろうか?」
「ん……ほしい……」
「あ……ヤバイ」

 斎はそう言うと何やら動いていたが、ぐったりとしていた私はそれを確認しようとする気も起きない。

 しばらくするとひざに手をかけられ広げられて、斎が上にのしかかってきた。
 どうしたのかと顔を向けたとたん、キスされる。
 
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