気合いの華
「んじゃ、見て来るね?」

「俺達はメシ食ってるから、頼んだぞー♪」

ん?松戸くん達は来ないのかよ!
ま、お腹空いてないから良いけどさ…


とりあえず教室行ってみよ…

なん組かわかんないから一応全部回るか…


っていなくね?狭川先輩もいないから聞けないし…

んじゃ屋上行ってみるかな…



ガチャッ!!

「へ?」


「はぁ、はぁ…カズキか?ちと肩貸してくれ!」

そこにはボロボロの片岡先輩と狭川先輩がいた。


「う、うん!」

「狭川の隣まで連れてってくれ?」

「わかった!」


とりあえず連れて行ったら、片岡先輩は寝っ転がった。

「はぁ、はぁ…片岡、俺は丸くなった訳じゃねぇ!俺とお前を倒した冴島くんに敬意を称してるのよ!」

「俺達ってこのまま終わってくのか?」

「そうじゃねぇ!あん時から新たな一歩を踏み出したんだろうが?ろくでなしだった俺達に、筋とケジメを教えてくれた冴島くんによ。」

「そうだな…冴島くんに悪い事言っちまったな…」

「気にすんな!冴島くんは解ってくれてるよ!」

「それに…狭川、お前にも手ぇ焼かしちまったな?」

「それがダチってもんだろ?そろそろ冴島くん所行かねぇと本当にキレっかもしんねぇぜ?」

「あ、そうだ。早く来いって言ってたよ!」

「うし、しゃーねぇ!行くか♪」
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