気合いの華
「おう、俺も入るぜ?」

あ、片岡先輩。

「お疲れっす。」

「あぁ、お前らもお疲れ!どう?慣れた?」

「何がすか?」

「このメンツ!」

「俺はまぁ…」
まだ名前覚えてない人もいるけど…

「まぁいんじゃん?」

「そっかぁ♪こんだけの人数いるからソリが合わない奴とかいるかと思ったんだけどなぁ…」

「片岡先輩はどうなんすか?」

「ん?俺はみんな大丈夫だけど♪」


「じゃあみんな仲良いんすか?」

「いや、そうでもないみたいだけどね?」

「マジすか?」

「もしかして…ミッキー?」


「あ、よくわかったね♪まぁ揉めたりしなきゃいいんだけど…」

「因みに誰が嫌ってんの?」

「ルイ…お前揉める気か?」

片岡先輩が表情を変えた。

「だったら?」

「ちょっとルイ!」


しばらく俯いてから顔を上げて
「…素直でいんじゃない?表では仲良さそうにしてる奴らよりマシだよ!」

またさっきまでの表情に戻っていた。


「カズキは大丈夫なの?」

「うん、俺は別に…」

「今日、ミッキーと何あったの?」

「いや、何って言うか…」
チャプン!
「どした?俺の話し?」


あ、ミッキーだ…
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