わたるんといっしょ


「いい歳こいて、みっともないどすえ。わたるんはんみたいな、少年に手ぇ出すやなんて。おばはんは、おばはんらしく、同年代の頭薄い奴と付き合(お)うたらどうなん?」


京都弁に似合う、灰色着物と狐面を着用した生徒が、渉の腕を掴んだ。


「冬月くん……」


源冬月。わたるんラブで、わたるんに近寄るなら斬り捨てちゃうぞ。な人物が、敵意むき出しにテレサを見ていた。


「なにぃ、プレゼントまで渡して、みっともないわぁ。婚期逃したからって、未成年をプレゼントで吊る気なん?ややわぁ、こんな年増にはなりたくないどすな」


『貴様、我がマスターになんて口を……!我がマスターは、まだ婚期を逃す歳ではないぞ!』


ブリュンや、テレサの笑みが余計にひきつったぞ……。


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