わたるんといっしょ
剣も盾も装備していないところを見れば、散歩感覚なんだろう。これが昼間で良かった。夜に出くわしたら、歩く鎧でホラー化してしまう。
『少年、フリージングピクシーはその後――』
どうだ、と聞く前に、背に重みを感じた。
『ぬっ』
何事だ!と振り返るも、振り向いた先には誰もいない。
しかし、未だに重みは感じるからにして。
「阿行さん、じゃっちー」
(≧∇≦)ハジマルヨーな、阿行がブリュンの背中にべったりおぶさっていた。
『な、なんだっ』
「やー、動かないでー」
背に張り付く阿行に混乱して、かぶりを振るブリュン。暴れ牛に乗るような状態でも、振り落とされんと阿行も必死だった。
「ぶ、ブリュンヒルデさん、じっとしてください。すぐに終わりますから」
『むぅ』
害はないと知ったブリュンが大人しくなる。いったい背中の物はなんなのだと見れば、肩越しに(。 ・ω・))フムフムとシンキングタイム真っ最中の顔文字お面を見た。