わたるんといっしょ


剣も盾も装備していないところを見れば、散歩感覚なんだろう。これが昼間で良かった。夜に出くわしたら、歩く鎧でホラー化してしまう。


『少年、フリージングピクシーはその後――』


どうだ、と聞く前に、背に重みを感じた。


『ぬっ』


何事だ!と振り返るも、振り向いた先には誰もいない。


しかし、未だに重みは感じるからにして。


「阿行さん、じゃっちー」


(≧∇≦)ハジマルヨーな、阿行がブリュンの背中にべったりおぶさっていた。


『な、なんだっ』


「やー、動かないでー」


背に張り付く阿行に混乱して、かぶりを振るブリュン。暴れ牛に乗るような状態でも、振り落とされんと阿行も必死だった。


「ぶ、ブリュンヒルデさん、じっとしてください。すぐに終わりますから」


『むぅ』


害はないと知ったブリュンが大人しくなる。いったい背中の物はなんなのだと見れば、肩越しに(。 ・ω・))フムフムとシンキングタイム真っ最中の顔文字お面を見た。


< 165 / 454 >

この作品をシェア

pagetop