わたるんといっしょ


(´;ω;`)と泣き泣きなまま、ブリュンの頭を落として、渉にしがみつく阿行。あんまくっつくなや、と冬月が怒るのは言わずもがな。


「えっと……、ブリュンヒルデさん?」


『騒がしいものだな、ここの連中は。様々な種族がいるならば、中身ない鎧も受け入れたら良かろうに』


いや、鎧だけが動くって、かなりこええよ。しかもか、落ちた自分の首を拾って、小脇に抱えるのもまたホラー。


「わたるん、お化けーっ」


「なっ、そないベタベタできるんなら。――わたるんはん、僕もこわいわぁ。ぎゅっと慰めてくれへん?」


「阿行さん、我らが親衛隊は、いつでも阿行さんのヘブンを待っていますよ!」


「「「さあ、この胸に飛び込んでおいで!」」」


「わたるんじゃなきゃ、やーっ!」


「「「「くそおぉ!」」」」


涙をちょちょ切らせながら、親衛隊は敗走した。


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