わたるんといっしょ
『ふふ、友人からそんな愛称で呼ばれるってことは、それだけ親しみ易いってことなのよー。わたるんくんは、お友達に愛されているわねー』
「先生も確か、ブリュンヒルデさんを、ブリュンと呼んでますよね」
『ええ。ブリュンと私は付き合い長いからー。わたるんくんも、ブリュンヒルデさんだなんてやめて、いっそ、ブリュンって呼んでみたらどうかしらー。
彼女、堅苦しい性格だけど案外かわいく喜ぶわよー。ねー、ブリュン』
近くにブリュンがいるのか、語りかけるテレサだが、肝心の彼女からは返事がない。
『あららー、まーだ凹んじゃってー』
「凹む?」
『タイマントーナメントで、いい戦績を残せなかったのよー』
「ああ。確か、ブリュンヒルデさん……初戦敗退で」