わたるんといっしょ


そもそも最初から、この骨が大人しく阿行の水着を誰かに渡すわけもない。


あわよくば、ちゃっかり懐にしまう――もとい、肋骨にでも引っかけていそうだ。


「ヒャッハー、どんどんやれっ!札束のぷーるで泳いでやんだあぁ!」


違う意味での夢の島で汚ならしく泳ぐヒャッハーの夢(したいこと)であった。


「た、隊長ーっ、も、もう我が軍の戦力が……!」


「諦めるなあぁ!諦めたら、そこで戦争終了なのだっ!お前たちは欲しくないのか!」


欲しがりませんとか言ってなかったか?


「阿行さんが装着したヒモビキニで、今宵はヴァルハラルートまっしぐらなんだぞおぉ!」


「隊長、ですがっ、阿行さんをおんぶしていない時の不埒はご法度……!」


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