わたるんといっしょ


ピクシーが残したら食べるという趣旨で、頼むのはプリンアラモードとホットココア。何とも甘過ぎるチョイスだが、ピクシーがプリンアラモードを完食するのを願う。


「おやぁ、もっと頼めばいいのに。食べ盛りな年頃とお見受けしますが。あぁ、少食系男子というやつですかぁ?」


「『草食系男子』だと思いますよ」


「昨今、男児は控えめな方が多くなりましたねぇ。昔ならば、誰かに奢ってもらうさいには、若者みな、ここぞとばかりに、がっつくというのに」


机隅の呼び出しボタンを押す川堀。ピクシーを隠したあたりで、店員が注文を取りに来たわけだが。


「コーヒーとココア。それと、カルボナーラ二つに。プリンアラモード一つ。――ああ、デザートは料理と同じぐらいに、持ってきてください。お願いしますねぇ」


注文の訂正しようにも、店員が行ってしまったので、口を入れる機を逃す。


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