わたるんといっしょ
「……、あぁ」
憔悴し、干からびた体からは涙も出ない。
なのにどうしてか、声帯が捲り上がってでも叫びたい。
泣くように、叫びたい。
ずっとずっと、先にいるあなたへ。
軽蔑されたくない目標よ。あなたの道筋を辿れない私を許してほしい。
蛇行し、迂回し、遠回り、回り道を繰り返した果てに、私は私なりのやり方で、あなたのようになってみせます。
眩しすぎるあなたを直視できないから。どこあっても目標となる光(あなた)ならばきっと、どんな暗がりでも、向かって行けるから。
いつか私も隣に立てると――
「間違っても、していた」
だからこそ、遠退く。近づく度に、自身が、光の隣に相応しくないと、矮小さを思い知る。