わたるんといっしょ
「だ、黙れぇっ。お、おまっ、お前に何が分かるってんだよっ!し、死ななきゃやっていけねえんだよ!
死んで、あの女を見返してやんだっ。ひ、ひひっ、ハッ、俺が死ぬと分かるなり、『死なないで』って、メールしやがってよぅ!じゃあ、最初からふるなよ、クソビッチがっ。
もう遅いねっ、ぜってー死んでやる!死んで、あの女を呪うんだ!」
虚脱、するしかなかった。
「分かったでしょう、少年。むやみやたらに、同情してはいけないと」
形付いた教訓を目の当たりにしては、言葉も出ない。
人の悩みはそれぞれであり、大小なしなんだろうが。
「そんなことで……」
漏れた本音にしまったと思えど、男はスマフォをこちらに投げつけてきた。