わたるんといっしょ


「体の方は……」


「大丈夫ですよ。死神は、人間よりかは丈夫ですから。ああ、救急車に助けてもらわずとも平気です」


焦ったとは言え、死神相手に救急車とは、かなり恥ずかしいこと言ったなぁと思う。


どう返したものかと思っていれば。


「パパああああぁっ!」


こめかみに、体当たりをされた。……痛い。


「おちっ、だだ、だいじょ、ぶっ、おちてっ、パパ、パパがああぁっ!」


「泣かないでくださいよ」


号泣ピクシーさんは僕の言いつけを守り、あの場にいてくれたみたいだが、そりゃあ、身投げなんて馬鹿なことをすれば、こうもなりますよね。


「すみません、ピクシーさ」


「もとはちょいえびゃ、ウスラーがわりゅいんだあぁっ!」


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