宇宙人とストーカーと私
「姫、今日も可愛い寝顔だったね。思わずケータイの待ち受けにしちゃったよ!あ、そうだ。もしかして姫、部屋の防犯強化した?おかげで今日は入るのに少し時間がかかっちゃったけど、姫は可愛いからいろんな危険が伴うしいい心構えだと思うよ!でも、できたら合鍵をもらえないかな?何かあった時にすぐに助けに行きたいんだ!」
彼のケータイのディスプレイにはだらしない顔を枕にうずめて、気持ち良さそうに眠る私の寝顔が。
…今の言動からもわかるだろう。
そう、彼は変態だ。
しかも家は隣の所謂幼なじみ。
イケメンな幼なじみなんて羨ましい!と今まで何度も友達に言われたが、こんな変態な隣人はいらない。
だったら普通の容姿でもいいからもっとまともな人が幼なじみだったらよかった。