宇宙人とストーカーと私



謝るくらいなら最初からやらなきゃいいのに。


というか私のものなんか盗ってどうするんだ。


飾るのか?キモ。



「姫の気分を害しちゃったなら何度でも謝るよ!何でもする!だから嫌いにならないで…っ」


「そこまでされると私が悪人みたいだからやめて」


「姫が悪人なわけないじゃないか!姫は何も悪くな「知ってる。それでも外聞が悪いからやめろって言ってるの」



そこまで言われて、奴はやっと頭を上げて立ち上がった。


その瞳は心なしか…というか完全に泣く寸前まで潤んでいる。


相変わらず気持ち悪い。



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