【完】運命は罠と共に
8時過ぎまでかけて2人でもう一度勉強しながら、インシデント報告書を書き上げた。


家で待つ洋輔さんのことは、集中しすぎて、すこしの間だけ忘れていた。


久しぶりのこの感覚が、気持ちよかったって思うのは、洋輔さんには内緒だけど。


「金本さん、お世話になりました。こんな時間まで付き合っていただいてありがとうございました」


「実は最近私も集中かけていた感があったから、一緒に勉強も出来たし、仕事への姿勢も改められそうだし、助かった。明日、私は休みだから、高木さんが主任に報告書は提出しておいてね」


「はい、明日の朝一に主任に提出しておきます」






高木さんと別れてすぐに、洋輔さんに今から帰る旨を連絡した。


私は急いで車に乗り込んで、寄り道することはなく帰路に着いた。


早く洋輔さんに会いたい。


待っていてくれるだろうか。


待ってくれていたら嬉しいんだけどな。


彼の存在が、これからも仕事を頑張る活力になってくれるから。


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