私を壊して そしてキスして
とにかく、営業のサポートをさせてもらえるまでに、何かできることを探そう。
待っているだけなんて時間がもったいない。
取り扱い一覧とかあれば、事前に勉強できるんだけどな。
時折玄関を出ていくのは営業担当のようだ。
「あのっ」
「あれ、新しい子?」
「はい。香坂です。よろしくお願いします。
あの……こちらの会社で取り扱っている、商品の一覧とかありませんか?」
「えっ、あるけど……そんなの見てどうするの?」
「覚えて仕事に役立てたいんです。そうすればお客様にも……」
突然、アハハと笑い出したその人は、呆れたような目で私を見る。