私を壊して そしてキスして
「作法なんていいんですよ。
おいしくいただくのが大切。
花もそう。どんなに形よく生けたって、ダメなものはダメ。
心から楽しんで生けたかどうかはその作品に出るものです」
そんなお母様の言葉に深く頷く。
きっとこういう世界では作法も厳しいのだろう。
だけど、それよりもっと大切なものがあることを、お父様もお母様も知っていらっしゃるのだ。
お母様の言葉に深く感銘しながら、和菓子をいただくと、なんだか胸がいっぱいになる。
翔梧さんの人柄は、ここで培われたのだって、すごく感じる。