騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~



「そう言えば、麻菜ちゃん」


おじさんの大好物のおでんがもうまもなくで出来あがろうとした時。

静かだったおばさんが口を開いた。



「秀平とはヨリを戻したの?」


おばさんの言葉にお皿を出していた手が止まった。



「え……?」

「麻菜ちゃんが来てくれたってことは、ヨリを戻したのかなって思ったんだけど、違ったかしら」


おばさんは知らないんだ。

わたしたちがヨリを戻したこと。



わたしをここに連れてくることと言い、また付き合いだしたことと言い……

秀ちゃんは何もおばさんたちに話していないってこと……?





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