騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~



もしかして、あの後。

必ず阻止するって言ってくれていたのかな……


秀ちゃんはわたしに何も言ってくれないけど。

本当は一番、わたしのことをいつも考えていてくれたんだね。




「あっ、それから麻菜ちゃん。これからは麻菜ちゃんが私の代わりにこのお店を引っ張っていってね」

「え、わたしが……でも、わたしに幸さんの代わりなんて」

「私はもう来月からいないのよ?ジョンだって抜けるんだから、そこは麻菜ちゃんにしっかりしてもらわないと」

「……はい!頑張ります!」



こうしてわたしは日本に残ることに決めたのだった。





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