「…貴史ね、

″帰る″って言ってたけど…、

学校に戻ったかも、しれない。


誰も居ないとこが好きだから、人気の無いとこ、探してみて」




最後に もう一度、

人好きのする優しい笑みを浮かべて、香澄が言った。


分身の香澄が言う事だから、

何の根拠も無い言葉も、すんなり受け入れる事が、出来た。




和は何の疑いも持たずに、学校へと向かって行った。





< 118 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop