歩み


そこで優は今まで自分の中で秘めていたことを全て話してくれた。
途切れ途切れだったけど、優の想いがちゃんと伝わってきた。


その内容は、
木田が小林を好きで関係を崩したくないから、小林と距離を置いたこと。
小林からメールが来たこと。
これは俺の提案だ。

そして今日、相沢瞳と話したこと。
優を呼び出したのは木田だったらしい。
その帰りに相沢に会い話したみたいだ。
その光景を小林は見てしまった…ということか。

それと最後に優は、『小林が好きだ』と改めて実感したと言った。




やっと気付いてくれたな。
嬉しいよ、優。



「やっと話してくれたな。優、全然話さねぇもん」



俺は全てを話終えた優に笑顔でこう言った。


全てを聞いたあと、気が緩んだのか、欠伸が出てしまった。



「ごめんな」



優が申し訳なさそうに言ったのを見て、また嬉しさを噛み締める。


優なら分かってくれると信じていたよ。



「そっか~。で、どうするんだよ?」



大事なのはこれからのこと。
小林とどうするかが大事だ。



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