歩み


俺は自分を責めることしか出来ない。

言葉が浮かんでこないんだ。
…ごめん。



走っていく。
小林がいる場所まで。
どこにいるかは分からないけど、走る俺たちがいた。



そして、見つけた。
そこは体育館に繋がる廊下だった。
沙紀が言ったことは嘘では無かったようだ。
小林は、滝川先輩と一緒にいた…。


その光景を見た俺は、脱力感に襲われ、なんて言ったらいいか分からなくなっていた。


ただ「なぜ?」だけ、頭の中にあった。




「…あたし信じたくないよ…」



隣で小さく呟く沙紀。
俺だって信じたくないよ。
けどもっと信じたくないのは優のはずだ。


俺はどうしたらいい?
優に言うべきなの?
それとも黙って自分の中にしまっとくのがいいのだろうか?


いずれにしても、小林と滝川先輩には何かがある。



この光景を見たら、そう思うしか他はないから。


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