★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。







『美鈴が佐伯を殺した』









その言葉は、容易く言えるものではない。








先程から何度も言おうとしたが、黙りこむ事しか出来なかった。








言いにくくて、どうしても口に出したくなかった。








しかし問い詰められたため、仕方なしに言葉を述べた。









山崎「佐伯の始末は俺がしたんやない。



…………美鈴が殺したんや。」










美鈴には、誰も殺さずにいてほしかった。









俺達にとって美鈴は大事な存在に変わっていってるのだから……





笑顔でいてほしい。







――守りたい。





土方「……っ!?……」







土方も同じ考えてだったらしく一瞬だが凄く悲しそうに顔を歪めた。







守りたい。








その為には……







山崎「じゃあ…」






傍に居るしかない。





山崎はそれだけ伝えると立ち上がり、土方の部屋から出て、美鈴のいる自分の部屋の方へはや歩きで歩き出した。



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