★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
土方「じゃあ、俺が部屋に帰ってくるまでに着替えとけよ。着替えを手伝って欲しいんなら別だけどな」






ニヤリと妖艶に笑う土方。
そんな土方の調子を狂わせる発言を美鈴は言うことになる。






美鈴「あの…では手伝ってくれませんか?迷惑なら他の人に頼みますけど。」






そう…
美鈴は気が付いたのだ…
自分が着物を着れないことに…

剣道で袴などを着たことはあるのだが、着物はどう着ればいいか全く分からない。






土方「…はぁ?」






美鈴の突拍子のない発言に間抜けな声をだす…






美鈴「私、着物着れないんです。
もう遅いから女中の人帰っちゃっただろうし…
しかも、土方さんは女性に慣れてるでしょ?

変な気を起こされたら困るので土方さんに手伝って欲しいんです。
私、あんまり気にしないですし」





ね?と頼むように首を斜めに傾げてねだり声をだして言う美鈴。



土方(確かに…他の奴に着付けしてもらうなんて襲って下さいって言ってるようなもんだよな…)



多分、俺が断ったら違う奴に頼みに行くだろう…きっとコイツはそういう奴だ…




土方「はぁ…分かった…」
美鈴「ありがとうございます」
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