★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
土方さんの部屋の前の縁側で座り込む。






丁度横の部屋は出掛けてる沖田さんの部屋だった。






だから誰にも聞こえる事はない。






新見さんとの久しぶりの会話……






美鈴「嬉しいなぁ………」







ポツリと呟く美鈴に新見はばつが悪そうに眉を下げる。






新見「俺とそんなに話したかったのか」







眉を下げたのはほんの一瞬で新見は口角をニヤリと上げた。






美鈴「うっ…」





そう言われると少し恥ずかしくなり美鈴は頬を軽く赤らめる。






相変わらず新見さんって私をからかうんだもん。





新見さんと話したかったか……






美鈴「そうですよ。ずっと……




ずっと不安でした。




貴方に会いたかった。



新見さんが居ない間に…



たくさん決断しなきゃいけない事があって…



誰にも話す事は出来なくて、



自分で決断した後にも…



自分が選んだ選択が正しかったのか



不安で、押し潰されそうになってても…



貴方以外話せる人が居ないからっ……」





私は…





自分が思っていた事を新見さんにぶつけた。






貴方が居なかった事が悪い訳じゃない。






不安で仕方がなかったのは、





私の心が脆いから。
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