御劔 光の風2
「雷神カルサ・トルナス、風神リュナ・ウィルサ。」
確かめるように刻んだ声は耳に心地好い音だった。
しかし声にさえ、気高さと力を感じる。
やはりさっき聞こえた声は彼女のものだった。
名前を呼ばれた二人は返事をすることもなく、目の前にいる女性をただ見ていた。
「カルサ、リュナ。この方が守麗王だ。」
沙更陣が守麗王の傍に付いて紹介をする。
何となく気付いていたものの、やはりリュナは驚いてしまった。
「初めまして。私が守麗王です。」
名乗られたことで緊張が高まり身体を強張らせるリュナ。
一方カルサは臆する事無く一歩踏み出し、片膝を着いて屈んだ。
「御劔が一人、雷神カルサ・トルナスと申します。以後お見知りおきを。」
カルサの態度に守麗王は微笑んだ。
リュナも彼に習って両膝をついてお辞儀をする。
「申し遅れました。御劔が一人、風神リュナ・ウィルサにございます。お目にかかれて光栄です、王。」
確かめるように刻んだ声は耳に心地好い音だった。
しかし声にさえ、気高さと力を感じる。
やはりさっき聞こえた声は彼女のものだった。
名前を呼ばれた二人は返事をすることもなく、目の前にいる女性をただ見ていた。
「カルサ、リュナ。この方が守麗王だ。」
沙更陣が守麗王の傍に付いて紹介をする。
何となく気付いていたものの、やはりリュナは驚いてしまった。
「初めまして。私が守麗王です。」
名乗られたことで緊張が高まり身体を強張らせるリュナ。
一方カルサは臆する事無く一歩踏み出し、片膝を着いて屈んだ。
「御劔が一人、雷神カルサ・トルナスと申します。以後お見知りおきを。」
カルサの態度に守麗王は微笑んだ。
リュナも彼に習って両膝をついてお辞儀をする。
「申し遅れました。御劔が一人、風神リュナ・ウィルサにございます。お目にかかれて光栄です、王。」