神の卵を授かりし鳥
突然、ヒナ娘は顔色を変え、私の後方に視線を向けて指を差した。

「どうした?」

「オジサン!オジサンの後ろに何かいる!Rij-1/2gijR=kTij…。Rij-1/2gijR=kTij…。Rij-1/2gijR=kTij…。Rij-1/2gijR=kTij…。光りは曲がる!」

この方程式は…10元連立非線型2階偏微分方程式だよな。驚きの感情は一般相対性理論に変換されるのか?凄いな。

「オジサン!なにを頷いてるんだ!今すぐ後ろを見てみろ!太った巨大な犬がいるんだよ!」

「太った巨大な犬?」

振り向くと私の背後には、目をギラギラさせたイノシシが一頭いた!体長は軽く3mオーバー。体重は500kgはあるだろう。こいつはでかいな…。おそらく弁当の匂いに誘われてきたんだろうが。

「ヒナ娘は下がっていなさい。イノシシの突進力は人間の骨など簡単に粉砕するからな」

「ヒナ娘って、なんか嫌だな。オジサンはアイツをどうするんだ」

「撃退する!」

「大丈夫か?」

「今日の私は熊とでも闘えそうな気分だよ!イノシシごときはチョチョイのチョイだ」
< 16 / 20 >

この作品をシェア

pagetop