ヤサオトコ
あくる日の朝。
栗崎が目覚めた。
「ここは・・・」
栗崎が辺りを見渡した。
見覚えの無い家だった。
「どこに泊まったのか」
「畜生!思い出せない」
思い出そうとしたが、栗崎の記憶は阪神梅田駅で消えていた。
その時、襖が開いた。
隣の部屋から、房江と野乃絵が現れた。
「ど、どうして、ここに・・・」
房江と野乃絵の顔を見て、栗崎が驚いた。
「覚えてへんのかいな。そしたら、うちが昨日の事を話して上げるわ」
房江が昨日の一部始終を栗崎に話した。