ヤサオトコ


 トントン。


 房江がトイレのドアを軽くノックをした。


 「紙おむつをここに置いとくで。これをしたら仕事中も安心やからな」



 ジャージャーー。


 排泄物を流す。


 「ありがとうございます」

 栗崎はトイレのドアを少し開け、紙おむつを中に引き入れた。



 紙のお化け。
 紙おむつ。



 大人になってからは、初めての体験。
 栗崎は得体の知れない物を見ながら、目をパチクリとさせていた。







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