ヤサオトコ
「初めてやったら、中々うまくいけへんやろ」
「・・・」
「これは、テープ式タイプやから、慣れんと難しいのや」
「・・・」
「うちは母親の介護で慣れているからな」
「・・・」
「手伝わせて。そうせんとうちも仕事になれへんし」
堪り兼ねて房江が、おむつの手伝いを申し出た。
「あ、はい。でも、初めての人にこんな事頼む訳には・・・」
「ああ、じれったいな。うちも仕事があるねん。それやったら、今すぐトイレから出て行って」
「わ、わかりました。お願いして構いませんか」
「かめへん。かめへん」
「それでは、お言葉に甘えさせていただきます」
初対面の人におむつを手伝わせる。
恥ずかしさの極み。