ヤサオトコ
「女性がなんで助成になるのや」
田原はミスを大目に見ない。
「単なる変換ミスです」
「単なるミス?こんな大きな間違いをしでかしてか」
「すみません」
「そうやったんか。お前、わしに恥を掻かせたいねんやろ」
「そんな・・・」
「そんなも、こんなも無いわ」
田原が執拗に栗崎をいびり始めた。
(部下をいじめて、そんなに面白いのか)
(サディストの変態野郎!)
(痛たたた。畜生!また、お腹が痛くなり出した)
「課長、ト、トイレに行かせてもらいます」
そう言うと、栗崎はお腹を押さえながら一目散に走り出した。