白雪姫と王子様!?
「あー、あのちんまい奴か」

「そう、あの時の姫です」

再会を喜んだのも束の間。

「でもお前、付いてたよな?」

飛ぶ平手。

響く衝撃音。

それぞれに染まる頬。

「なっ、なっ、何て不躾な!姫様!御手は大丈夫ですか」

そのままアイシャに促され、室-へや-へ戻った。

「ふーん」

呟いたのはエリオットでは無い。

影で見ていたエアリス、エリオットの実の弟である。
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