紅蓮の鬼






「貴様らもう帰れ。重いし邪魔だ」


「あーあ。今回も俺をフルのか…。全くもって贅沢なやっちゃな~」


花桂樹が一人でフラフラと何処かへ行こうとする。


「ったく…いつになったら俺のモンになってくれるんだか」


「すまんな、花桂樹。それは未来永劫叶わぬことだ」


「うっわ…流石に今のはグサッと来るぜー?」


そして彼は「俺のガラスのハートが砕け散る」と付け足した。





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